仏大統領選候補フィリップ氏、定年退職年齢65歳への引き上げ提案

  • エドゥアール・フィリップ氏は、フランスの定年退職年齢引き上げと私的年金積み立ての義務化を提案した。
  • 10年以内に定年退職年齢を65歳とし、必要拠出期間を45年に延長する。
  • 例外措置の下では、労働者の3人に1人が60〜64歳で退職できる。

フランスの中道右派大統領選候補、エドゥアール・フィリップ氏は、定年退職年齢を現在の62.9歳から10年以内に65歳へ引き上げるとともに、生年に応じて42.5〜43年となっている必要拠出期間を45年に延長する案を示した。私的年金の積み立ても義務化し、若年労働者の年金プランに国が拠出することを提案している。肉体的に過酷な仕事に就く人や、特に若く働き始めた人には例外を設け、労働者の3人に1人は60〜64歳で退職できるようにする。提案の対象は、現役世代の拠出で年金受給者を支える賦課方式の年金制度である。人口高齢化に伴い赤字に転じつつあり、2027年4〜5月の大統領選を前に年金改革は主要な争点となる見通しだ。エマニュエル・マクロン大統領の1期目に首相を務めたフィリップ氏は、2020年に年金改革を成立させる寸前まで進んだものの、現在は世論調査で苦戦している。

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