カナダ経済は、6月の成長率が0.4%に上方修正されるなど3カ月連続で拡大した後、7月は横ばいとなった。カナダ統計局の速報推計では、8月は0.2%増となる見通しである。7月の低迷は、製造業、マイニング、石油・ガス採掘、小売、卸売で目立った。一方、公益事業、建設、専門サービス、不動産、宿泊・飲食サービスは伸びた。弱い経済指標を受け、カナダ銀行が政策金利を据え置くとの見方が強まった一方、米連邦準備制度が追加利上げに動くとの観測が強まり、米ドルを支えた。カナダドルは9月、1米ドル=1.42カナダドル前後まで下落し、約12週間ぶりの安値を付けた。S&P/TSX総合指数は、米国の輸入制限や原油安、エネルギー株の下落がカナダ市場を圧迫する中、3万5500前後でほぼ横ばいとなった。