トークン化米国債、120億ドル超えも81%は保有 取引限定的

  • パンテラ・キャピタルは、トークン化資産とオンチェーン機能の実装に向けた進展を評価した。
  • トークン化米国債の価値の81%は、活発に取引されず保有されていた。
  • パンテラ・キャピタルの報告書によると、2025年には新たなトークン化資産168件が発行された。

トークン化された米国債は120億ドルを超えたが、パンテラ・キャピタルの最新の「トークン化の現状」報告書によると、その価値の81%は活発に取引されず、保有されている。同報告書の2026年第1四半期調査では、11カテゴリーのトークン化資産593件を対象とし、542件についてトークン化進展指数(TPI)を用いて評価した。TPIは、オンチェーン化の進展度を示すスコアである。市場規模は約3210億ドルに達し、2024年の2010億ドルから60%増加した。評価対象資産の77.6%はラッパー(オフチェーンで保有される資産のブロックチェーン上の受取証)で、完全にネイティブなトークンはわずか2.7%だった。TPIの平均スコアは5点満点中2.04点で、発行・償還については1.82点に低下した。大半の商品が依然として、償還時の出口をカストディアンに依存しているためである。ステーブルコインは約2930億ドルで市場の91.6%を占め、平均TPIは2.67と最も高かった。パンテラは、2025年に新たに発行されたトークン化資産を168件確認しており、前年から115%増加した。プライベートクレジット商品のDeFi(分散型金融)浸透率は21.4%から64.3%で、米国債や大半の他の資産クラスを上回った。

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