欧州委員会は、加盟候補国に対し、正式加盟に先立って欧州連合(EU)の単一市場や研究、イノベーション、産業プログラムへの参加を段階的に認める枠組みを検討している。提案では、規制の整合性や執行能力、民主主義改革、EUの外交・安全保障政策との緊密な連携を、参加拡大の条件とする。条件が満たされない場合、参加を制限または撤回する可能性もある。これは将来の加盟国を対象に検討されている保護策を補完するもので、投票権の一時的な制限や既存加盟国の経済を守る措置などが含まれる。欧州委員会は、全会一致を要する一部の決定を特定多数決に移行できる「パッセレル条項」を含め、特定多数決の適用拡大も検討している。ただし、こうした条項の発動には全会一致の承認が必要となる。モンテネグロ、アルバニア、ウクライナ、モルドバは加盟申請を前進させており、EU首脳は10月15~16日にブリュッセルで、拡大と制度改革について協議する予定である。