米FRBボウマン副議長、銀行にAIの防御力と悪用リスク警告

  • ミシェル・ボウマン氏は、AIがサイバー攻撃への対抗手段となる一方、悪意ある攻撃者によるシステム悪用にもつながると銀行に警告した。
  • Anthropicの「Mythos」モデルは銀行の脆弱性を検知できる一方、それらを攻撃する目的に転用することも可能である。
  • スコット・ベッセント氏、ジェローム・パウエル氏、銀行4行のCEOは、2026年4月にMythos関連のリスクを協議した。

米連邦準備制度(FRB)の監督担当副議長、ミシェル・ボウマン氏は銀行に対し、AIはサイバー攻撃への強力な防御手段である一方、悪意ある攻撃者にとって危険なツールにもなると述べた。5月1日に開かれた金融安定監督評議会(FSOC)の円卓会議で、ボウマン氏はAnthropicの「Mythos」AIモデルを例に挙げ、銀行インフラの脆弱性を特定できる一方、それを悪用するために転用することも可能だと指摘した。発言に先立ち、2026年4月には、スコット・ベッセント財務長官、米連邦準備制度(FRB)のジェローム・パウエル議長、JPモルガン・チェース、シティグループ、バンク・オブ・アメリカ、ゴールドマン・サックスの最高経営責任者(CEO)が、Mythosに関連するサイバーセキュリティーリスクを巡り会合を開いていた。ボウマン氏は、既存のモデルリスク管理指針は、生成AIやエージェント型AIが広く利用されるようになる前に策定されたものだと述べた。また、小規模銀行が抱えるリソース面の格差を強調し、米連邦金融機関検査評議会(FFIEC)を通じた支援や、マスターカードおよびビザとの連携にも言及した。

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