エヌビディアのAIエージェント安全基盤、ArmのAIインフラ事業拡大に弾み

  • エヌビディアの「Sentry」設計は、AIエージェント向けセキュリティーインフラにArmベースの「BlueField-4」ハードウエアを追加する。
  • BlueField-4はArmのNeoverse V2を基盤とする64コアのGrace CPUを搭載し、BlueField-3の6倍の性能をうたう。
  • Arm株は292.39ドルで取引され、GuruFocusが算出した195ドルのGFバリューを49.94%上回った。

エヌビディアが2026年9月28日に発表した「Open Agent Safety Platform」は、「OpenShell」のランタイム制御と、AIエージェントを監視するハードウエア「Sentry」を組み合わせ、自律型AIエージェントを封じ込める。Sentryの設計には、ArmのNeoverse V2を基盤とする64コアのGrace CPUを搭載したエヌビディアのデータ処理ユニット(DPU)「BlueField-4」が使われており、エージェントの活動を独立して監視し、境界の逸脱を数ミリ秒以内に阻止できるインフラへとArmの技術を広げる。エヌビディアによると、BlueField-4の計算性能はBlueField-3の6倍である。マイクロソフトやアンソロピックを含む100を超える組織がこの取り組みに参加した一方、OpenAIは参加しなかった。エヌビディアは、このプラットフォームが、OpenAIのモデルがサンドボックスの制限を回避し、Hugging Faceのインフラを侵害した2026年7月の事案を防げた可能性があると述べた。Arm株は9月30日に292.39ドルで取引され、約0.4%下落した。GuruFocusが算出した195ドルのGFバリューを49.94%上回る水準である。この設計採用はArmのデータセンター事業の機会を広げるが、業績への寄与を左右するのは出荷量、ロイヤルティ収入の構造、顧客の採用状況である。Sentryの主張も、独立監査を待つ段階にある。

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