カナダ中銀、流動性ファシリティ利用促す 金融不安の兆候ではないと強調

  • カナダ銀行は、オーバーナイトの流動性が必要な場合に金融機関が常設流動性ファシリティを利用するよう促した。
  • トニ・グラベル氏は、常設流動性ファシリティの利用は例外的な事象や金融不安の兆候ではなく、通常の流動性管理だと述べた。
  • カナダ銀行はレポ取引の清算インフラを強化するため、トライパーティー・プラットフォームを導入する。

カナダ銀行は、必要に応じてオーバーナイトの流動性を確保するため、金融機関に常設流動性ファシリティの利用を促した。こうした借り入れは金融不安の兆候と受け止めるべきではないとしている。カナダの銀行監督当局である金融機関監督局との共同声明で、中央銀行は同ファシリティを通じた資金供給について、通常の流動性管理の一環だと説明した。トニ・グラベル副総裁は、カナダ銀行が新たなトライパーティー・プラットフォームを通じてレポ市場(短期の担保付き貸し付け)の運営も強化していると述べた。このプラットフォームはタームレポ市場の発展を支え、大企業の財務部門などの参加を促すことを目的としている。レポ市場は国債取引や短期資金調達の基盤だが、市場規模が大きいだけに、環境が悪化した場合には金融ストレスを伝播させる可能性もある。

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