豪州の8月の年間インフレ率は、7月の3.5%から4.0%に加速し、3カ月ぶりの高水準となった。ただ、市場予想の4.1%は下回った。月次CPIは0.4%上昇し、0.5%上昇との予想を下回ったほか、7月の1.0%上昇から伸びが鈍化した。住宅関連のインフレ率は5.0%から5.7%に上昇し、輸送関連は1.6%から5.6%に加速した。一方、食品・ノンアルコール飲料は3.2%から3.0%に鈍化し、衣料品・履物は2.6%だった。トリム平均CPIと加重中央値はいずれも前年同月比3.6%で横ばいとなったが、トリム平均は前月比0.2%上昇し、0.3%との予想を下回った。中核インフレ率は、中央銀行が火曜日に政策金利を15年ぶりの高水準となる4.60%に引き上げた後も、豪準備銀行(RBA)の目標レンジである2〜3%を上回った。市場では、11月に追加利上げが実施される確率が、今回の統計発表前の36%から20%に低下し、次回利上げの時期についても2月から3月との見方に移った。豪ドルは0.70ドルを下回って9週間ぶりの安値となり、米ドル高と中東情勢の緊張がリスク感応度の高い豪ドルを圧迫するなか、月間ではおよそ2.8%下落する勢いとなった。