欧州最大の4経済国では9月のインフレ率が市場予想を上回り、エネルギー価格の急騰が主な加速要因となった。スペインの調和インフレ率は5%に上昇し、2023年2月以来の高水準となった。ブルームバーグ調査の中央値である4.9%を上回り、欧州中央銀行(ECB)の目標である2%を大幅に上回った。スペインの国内消費者物価指数は前年同月比4.9%上昇し、コアインフレ率は3.1%と、2024年3月以来の高水準に達した。フランスの調和インフレ率は8月の2.6%から3.4%に加速し、ポーランドも3.4%から4.0%に上昇して中央銀行の許容レンジを上回った。ドイツの速報値でもインフレ率の加速が示され、エネルギー価格の上昇率も急激に高まった。市場では従来、ECBが10月の理事会で再び利上げすると予想されていたが、9月29日時点のECBウォッチのデータでは、政策金利が2.5%で据え置かれる確率が70%となっている。