原油価格、湾岸輸送量が戦前水準近くまで回復し下落

  • ホルムズ海峡とペルシャ湾全体の原油輸送量が戦前水準近くまで回復し、サウジアラビアがヤンブー港からの積み出しを再開するなか、ブレントとWTIは下落した。
  • ホルムズ海峡経由の輸出量は戦前水準のほぼ80%から98%と推計され、ゴールドマン・サックスは中東の輸送量を日量2330万バレルとした。
  • 米原油在庫は922,000バレル増の4億2730万バレルとなったが、海運リスクや先行き不透明な米イラン協議、逼迫した燃料市場は続いた。

ブレント原油とウエスト・テキサス・インターミディエート(WTI)の価格は、ホルムズ海峡と湾岸の代替航路を通る原油輸送量が戦前水準近くまで回復したとの報道を受けて下落し、当面の供給懸念が和らいだ。ホルムズ海峡経由の輸出量については、戦前水準のほぼ80%から98%との推計がある一方、ゴールドマン・サックスは中東全体の輸送量を日量2330万バレルとし、2025年平均と同水準とした。サウジアラビアはヤンブー港からの積み出しを再開したが、長期的な米イラン合意が成立していないことや安全保障上のリスクを背景に、海運はなお脆弱な状況にある。9月25日終了週の米原油在庫は予想外に92万2000バレル増え、4億2730万バレルとなった。一方、ディーゼル在庫は季節要因を考慮した過去最低水準に達し、トランプ大統領はディーゼル輸出禁止を引き続き検討している。

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