独10年債利回り3.6%超、欧州中央銀行の利上げ観測強まり2009年以来の高水準に接近

  • ドイツ10年物国債利回りは3.6%を上回り、欧州中央銀行の利上げ観測が強まるなか、2009年6月以来の最高水準に近づいた。
  • フランス国債利回りは、約40年ぶりの大幅な四半期上昇を経て18年ぶりの高水準に達した。
  • 短期金融市場は、ECBの預金金利が12月までに2.8%となり、2回目の利上げの確率が24%、2027年末までに3.4%になると織り込んだ。

ドイツ10年物国債(独連邦債)利回りは3.6%を再び上回り、2009年6月以来の最高水準に接近した。週初に付けた17年ぶりの高水準である3.65%から一時3.55%近くまで低下した後の動きである。エネルギーショックの深刻化を受け、欧州中央銀行(ECB)が2027年まで利上げを続けるとの見方が強まり、原油価格の下落や中央銀行当局者の発言を受けた9月下旬の改善は反転した。フランス国債利回りも、政府の予算発表を控え、約40年ぶりの大幅な四半期上昇を経て18年ぶりの高水準に達した。借入コストの上昇により、ユーロ圏で最も債務負担が重い国々の債務返済能力への懸念が高まっているほか、2027年の選挙を含む選挙を控えた政治的不透明感が財政見通しに圧力をかけている。短期金融市場では、ECBの預金金利が12月までに約2.8%になると織り込まれている。これは25ベーシスポイントの追加利上げを1回見込むもので、2回目の利上げの確率は24%とされ、政策金利は2027年末までに約3.4%になるとみられている。

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