金融データプロバイダーのFactSetが、2026年度第4四半期決算で売上高6億3470万ドル、調整後利益1株当たり4.52ドルと市場予想を上回ったことを受け、同社株は3%近く上昇した。オーガニック年間サブスクリプション価値(ASV)は7%増の約25億6000万ドルとなり、四半期に積み上げた新規ASVの10%超をAI関連製品が生み出した。FactSetは2027年度について、売上高成長率5~6%、オーガニックASV成長率5~6.5%、調整後営業利益率の25~75ベーシスポイント拡大、1株当たり利益の1桁台後半の伸びを予想した。ただ、売上高見通しは26億ドル~26億2500万ドルと、アナリスト予想を下回った。FactSetによると、650社を超える顧客がMCPサーバー経由で同社データにアクセスする契約を結ぶか、試験利用を行っている。生産性向上施策、人員削減、AIを活用した業務改善が、今後の営業レバレッジを支える見込みである。FactSetは2026年度に、約6億4400万ドルの自社株買いと1億6400万ドルの配当を含め、8億ドル超を株主に還元した。