メルクは、欧州皮膚科学・性病学会(EADV)2026年大会で、中等度から重度の化膿性汗腺炎患者を対象としたトゥリソキバートの第2b相MK-7240-012試験の初期結果を発表した。腫瘍壊死因子様サイトカイン1A(TL1A)を標的とする開発中のモノクローナル抗体は試験の主要評価項目を達成し、16週時点のHiSCR50反応率は480mgを2週間ごとに投与した群で72%、4週間ごとに投与した群で64%となり、プラセボ群の35%を上回った。240mgを4週間ごとに投与した低用量群の反応率は、探索的解析で52%だった。HiSCR75と生活の質に関する結果も一部の実薬投与群で数値的に良好だった一方、有害事象と重篤な有害事象はプラセボ群と概ね同程度で、重篤な感染症や日和見感染症は報告されなかった。トゥリソキバートの開発プログラムは6つの疾患適応にまたがり、潰瘍性大腸炎とクローン病では第3相試験が進められている。Benzinga Proのデータによると、発表時点のメルク株は1.63%安の146.85ドルだった。