Jabilは市場予想を上回る2026年度決算を発表し、2027年度の売上高を445億ドル、コア利益を1株当たり17.55ドルと予想した。ただ、投資家が事業遂行リスク、利益率が後半に偏る見通し、メモリー供給の逼迫を見極めるなか、株価は6.81%下落して297.13ドルとなった。AI関連売上高は54%増の221億ドルとなる見通しで、複数のハイパースケーラー顧客と約400万平方フィートの新たな生産能力が支える。経営陣はコア営業利益率が6.1%に達すると予想しているが、立ち上げ初期のコストと稼働率の低さが上期により大きく重しとなる見込みである。Jabilはフリーキャッシュフローを約16億ドルと予想し、純設備投資は売上高の1.5~2%程度に維持する。自動車、ヘルスケア、防衛、エネルギーインフラの各分野で成長を見込む一方、低利益率のプログラムから計画的に撤退するため、コネクテッド・リビングは15%減少する見通しである。経営陣は、AIおよびハイパースケール顧客向けに供給が振り向けられるなか、メモリー制約が強まっていると説明した。一方、規制が2027年度に大きな影響を及ぼす見込みは現時点でないとしている。