トランプ政権、欧州の備蓄放出巡りディーゼル輸出禁止を警告

  • トランプ政権はドイツとフランスに緊急ディーゼル備蓄の放出を促した。
  • 米政府はEUに対し、6カ月間で1億2000万バレルを放出するよう要請した。
  • ドイツは、IEAから備蓄放出を要請されていないと説明した。

トランプ政権はドイツとフランスに対し、緊急ディーゼル備蓄を放出しなければ、米国がディーゼル輸出を禁止する可能性があると警告した。世界の精製燃料市場が逼迫し、11月の中間選挙を前に米国の価格が上昇する中、圧力を強めた形である。ロイターによると、米政府は欧州連合(EU)に対し、6カ月間で1億2000万バレルのディーゼルを放出するよう要請した。ただ、これより前の報道では、要請先はフランスとドイツに限定されていたとされている。欧州委員会、ドイツ、フランス、イタリア、英国、アイルランドは、備蓄放出の可能性について協議した。一方、ドイツ経済省は、IEAはまだベルリンに備蓄放出を要請しておらず、次回会合の時期も不明だと述べた。米エネルギー長官のクリス・ライト氏は、中東と中国からの輸出減少を理由に挙げ、欧州は近く新たなディーゼル供給を発表する見通しだと述べた。フランスのエマニュエル・マクロン大統領は、燃料価格と精製石油製品の供給状況を協議するG7のビデオ会議を開く予定であり、IEAと備蓄放出を調整する可能性も議題となる。

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