フォルクスワーゲンと中国の電池メーカーGotion High-techは、スペイン、スロバキア、モロッコで3つの合弁事業を立ち上げ、欧州市場向けの地域サプライチェーンを構築するため、総額32.2億ユーロ(36.6億ドル)を投資する計画である。Gotionの出資額は約15.98億ユーロとなる。バレンシアとスラニーの事業では電池セルを生産し、年間生産能力はそれぞれ29.1GWhと8.4GWhを計画している。ケニトラの施設では、主に欧州の2工場向けに、リン酸鉄リチウム(LFP)正極材を年間10万トン生産する。フォルクスワーゲンの電池子会社PowerCoはスペインの合弁事業の51%を保有し、Gotionはスロバキアとモロッコの合弁事業でそれぞれ51%を保有する。投資は段階的に実施され、規制当局の承認やその他のクロージング条件、Gotion株主の承認を得る必要がある。フォルクスワーゲンの技術責任者トーマス・シュマール氏は提携を大きな突破口と評価した。フォルクスワーゲンは、提携によって正極材の供給源を多様化し、欧州の電池産業の競争力を高めるとしている。