債券トレーダー、米国債利回りに「ウォーシュ・プレミアム」織り込む

  • ロバート・カプラン氏、債券トレーダーが米国債利回りにウォーシュ・プレミアムを上乗せしていると指摘
  • 10年物米国債利回りは5.25%近辺で、前年を100ベーシスポイント超上回る
  • カプラン氏、10月の利上げを見送り、12月に金利を再評価する考え

債券トレーダーは、FRBのケビン・ウォーシュ議長をなお見極めようとしているため、米国債利回りに「ウォーシュ・プレミアム」を上乗せしていると、前ダラス地区連銀総裁のロバート・カプラン氏が述べた。現在はゴールドマン・サックスの副会長を務めるカプラン氏によると、市場はFRBが示した以上の金融引き締めを織り込んでいる。FRBは9月16日、政策金利を25ベーシスポイント引き上げ、3.75%~4%とした。利上げは2023年以来初めてだった。FRBのドットチャートは年内に追加利上げを1回見込んでいるが、ウォーシュ氏は自身の予測を提出することを見送った。カプラン氏は、イラン戦争やウクライナによるロシア製油所への攻撃に伴うディーゼル供給リスクも、インフレ圧力の第2の要因だと指摘した。10月の利上げは見送り、12月に政策を再検討する考えを示す一方、市場はFRBの最終的な対応を過大評価している可能性があると述べた。利回り上昇とドル高は、ビットコインなどのリスク資産を圧迫する可能性がある。

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