ストラテジーは、配当率を設定するだけでなく、STRCを100ドル近辺に維持しようとする仕組みを説明した。同社の普通株であるMSTRが、ビットコインに伴う変動の大半を吸収するため、STRCは比較的安定したドル建て収入を提供できる。STRCが100ドルを上回る場合、ストラテジーは追加発行によって資金を調達できる。一方、100ドルを下回った場合は、同社が割安な水準で自社株を買い戻し、将来の配当負担を減らせる。ストラテジーは、買い戻しが価格の下限を保証するものではないと説明した。同社はドル資金を別々に管理しており、一方は配当と利払い専用、もう一方は買い戻しやビットコインの追加購入に充てられるため、同じ資金が二重に計上されることはない。配当率は引き上げることも引き下げることもでき、配当を増やせば買い手を引き付ける可能性がある一方、同社の現金流出は増える。STRCは6月に80ドルを下回ったが、買い戻しにより9月半ばまでに90ドル台後半へ回復した。一方、MSTRは執筆時点で、ほぼ1週間前の170ドルから154ドルへ下落し、9%安となった。一時は163ドルまで上昇したものの、売り手が1時間以内に上昇分を帳消しにした。モメンタム指標であるRSIは41、売買圧力を示す指標であるチャイキン・マネー・フローはマイナス0.24となり、MSTR株で買いの勢いが弱まり、資金が流出していることを示した。