欧州委員会は、シエラレオネがオランダ人のヨス・レイデッカース氏を逮捕・引き渡すことを拒否したため、同国に今年供与する予定だった1800万ユーロの金融支援を停止した。オランダのデービッド・ファン・ウィール法相によると、この措置は、欧州で最も指名手配されている逃亡犯の1人で、コカイン密輸で有罪判決を受けたレイデッカース氏に対して行動を取るよう、シエラレオネに圧力をかけることを目的としている。同氏は少なくとも2023年以降、西アフリカの同国で身を隠し、高官レベルの保護を受けているとされる。オランダは同氏の身柄引き渡しを求めているが、シエラレオネはこれまでのところ協力を拒んでいる。この拒否が続けば、来年供与する予定の2250万ユーロも停止される可能性がある。レイデッカース氏は、コカイン7トン超の密輸を理由に、オランダで欠席裁判(被告が法廷に出廷しないまま行われる裁判)で懲役24年を言い渡された。ベルギーでは複数の事件で、合計約100年の刑を言い渡されている。欧州委員会とシエラレオネ政府は、コメント要請に直ちには応じなかった。