世界M&A、第3四半期は41%減の9930億ドル

  • 世界のM&A総額は2026年第3四半期に9930億ドルとなり、第2四半期から41%減少した。
  • 100億ドル超の案件は10件で、100億ドル超の大型案件数としては2024年第4四半期以来で最少となった。
  • アジア太平洋地域のM&Aは2420億ドルとなり、第2四半期比8%増、前年同期比36%増となった。

LSEGのデータによると、2026年第3四半期の世界のM&A総額は9930億ドルとなり、第2四半期から41%減少した。1兆ドルを下回るのは2025年第2四半期以来初めてである。100億ドル超の案件は10件発表され、バンカ・モンテ・デイ・パスキによるバンコBPMへの320億ドルの買収提案や、ゴールド・フィールズによるノーザン・スター・リソーシズへの257億ドルの買収提案が含まれる。100億ドル超の大型案件数としては、2024年第4四半期以来で最少となった。エネルギーコストの上昇に加え、5.34%に達した米10年物国債利回りがバリュエーションを圧迫した。ただ、銀行関係者によると、規模や市場、テクノロジーを求める戦略的需要は引き続き強かった。世界のM&Aは年初来で28%増の3兆9000億ドルとなり、1〜9月としては2001年以来の高水準に達した。取引件数は8%減少したにもかかわらず、総額は増加した。アジア太平洋地域のM&Aは第2四半期比8%増、前年同期比36%増の2420億ドルとなった。テクノロジー企業への出資は世界のM&Aの約4分の1を占めた。6月に実施されたスペースXのIPOを含む新規上場は、買収の対価として使える株式を供給し、SPACを除く世界のIPO総額2150億ドルを押し上げた。投資家はAI関連取引をより選別するようになり、一部のテクノロジー企業のIPOは延期された。それでも銀行関係者は、2027年もM&Aが堅調に推移すると見込んでいる。

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