サークル、MiCAのステーブルコイン預金最低比率を柔軟な流動性要件へ

  • サークルは欧州委員会に対し、MiCAにおけるステーブルコインの銀行預金最低比率を柔軟な資産流動性要件へ置き換え、マルチ発行を維持するよう求めた。
  • MiCAは準備資産の30%を銀行預金で保有するよう義務付け、重要な発行体では60%に引き上げている。サークルはソブリン向け35%、銀行カウンターパーティー向け1.5%の上限にも異議を唱えた。
  • 協議は2026年9月30日に締め切られ、5万人を超える欧州人がステーブルコイン報酬を求めたほか、中央銀行は支払い規制の拡大を提案した。

サークルは欧州委員会に対し、ステーブルコイン準備資産に義務付けられた銀行預金の最低比率を、資産の流動性に基づく柔軟な要件へ置き換えるよう求めた。また、EUの認可事業者と域外で規制された事業者が共同でステーブルコインを発行するマルチ発行の維持も要請した。サークルは、現行規則が銀行セクターの信用リスクとカウンターパーティーリスクを生むと主張。2023年3月、サークルがシリコンバレー銀行に保有していた準備資産33億ドルを公表した後、USDCが一時的にドルペッグを失った事例を挙げた。米当局が預金者を保護したことで、資金は後に利用可能となった。MiCAは発行体に対し、準備資産の少なくとも30%を商業銀行預金で保有するよう義務付けており、重要な発行体では60%に引き上げている。サークルはまた、単一のソブリンへのエクスポージャー上限35%と、各銀行の総資産の1.5%に相当する額を上限とする銀行カウンターパーティーごとの預金制限の撤廃を求めている。これらの提案はMiCAの広範な見直しの一環であり、見直しの過程で、Stand With Crypto EUによると5万人を超える欧州人が規制対象のステーブルコイン報酬を認めるよう求めたほか、別の請願では署名が12万6600人を超えた。欧州の中央銀行は預金最低比率の再検討を支持した一方、保有者への直接的・間接的な支払いを禁じるMiCAの規定については、維持・拡大するよう提唱した。その他の業界団体は、無期限先物の規制、トークンの分類、決済サービスとの重複に関する変更を提案した。協議は2026年9月30日に締め切られたが、欧州委員会は調査結果をいつ公表するか、また改正案を提示するかについて明らかにしていない。

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