金、米雇用統計の弱さで1オンス4200ドル超 10月利上げ観測後退

  • 金、9月の米雇用統計の弱さで10月の米連邦準備制度の利上げ観測が後退し、4200ドルを上回る
  • 雇用者数は2万9000人増、失業率は4.2%に上昇し、年間賃金上昇率は3.0%に鈍化
  • 市場が織り込む10月利上げ確率は15%未満に低下、12月の確率は70%超を維持

金は、9月の米雇用統計で雇用の伸びが予想を大幅に下回り、失業率が上昇し、賃金の伸びも鈍化したことを受け、1オンス4200ドルを再び上回った。雇用者数は2万9000人増にとどまり、8万5000~9万人程度とみられていた市場予想を下回った。8月の増加数は16万2000人から13万3000人に下方修正された。失業率は4.2%に上昇し、年間賃金上昇率は3.0%に鈍化した。これは2021年5月以来の低い伸びである。マネーマーケットでは、10月の米連邦準備制度による利上げ確率が、統計発表前の約26~27%、1週間前の約70%から15%未満に低下した。12月の利上げ観測は70%を上回る水準を維持した。発表前には株価先物が上昇し、市場では10月28日の米連邦準備制度会合での金利据え置き確率が74%と織り込まれていた。利下げ観測の後退は、利息を生まない金を支援した。一方、米国債利回りの高止まりやドル高、中東情勢の緊迫化は、引き続き相反する材料となった。

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