Ernexa Therapeuticsは、主力プログラムであるERNA-101の臨床開発入りに向け、ロバート・J・スピーゲル医学博士(FACP)を取締役に任命した。スピーゲル氏は腫瘍学、臨床開発、規制戦略、製薬業界の経営に関する経験を持ち、シェリング・プラウ・リサーチ・インスティテュートに25年以上在籍し、最終的に最高医療責任者(CMO)を務めた。ERNA-101は、腫瘍に集積する誘導間葉系幹細胞(iMSC)を用いて、免疫を高めるサイトカインを腫瘍微小環境に届ける療法であり、当初はプラチナ製剤抵抗性卵巣がんを対象とする。ErnexaはIND申請を可能にする前臨床試験を完了し、臨床グレードの製造を進めている。2026年第4四半期のIND(ヒトを対象とする臨床試験開始の承認を求める規制申請)提出を目指し、その後、2027年第1四半期に初のヒト対象試験を実施する計画である。卵巣がんモデルでは、抗PD-1療法との併用により、腫瘍の完全消失と100%の生存率を達成した。同社はERNA-102とERNA-103の開発も進めている。一方、同社の将来予測に関する記述では、2027年第4四半期に臨床データが得られる見通しを示すとともに、開発、資金調達、規制、競争に関するリスクを挙げている。