ゴールドマン・サックス調査、全所得層で生活苦が退職向け貯蓄を遅らせる

  • ゴールドマン・サックスによると、生活費の上昇を受け、若年労働者は退職後に向けた貯蓄を先送りし、追加の仕事にも就いている。
  • 退職に向けて順調に進んでいると感じている回答者は58%にとどまり、前年の68%から低下した。従業員の61%は追加の仕事に就いていると回答した。
  • 金銭的な苦境は所得層全体でU字型のパターンを示し、年収30万ドル超の労働者の42%がクレジットカードの最低支払額しか支払っていない。

ゴールドマン・サックス・アセット・マネジメントの2026年退職調査によると、生活費や住宅費、雇用の安定性への懸念が高まるなか、米国人は住宅購入や退職後に向けた貯蓄など、金銭面のさまざまな節目を先送りしている。退職後の目標達成に向けて順調に進んでいると回答した人は58%にとどまり、前年の68%から低下した。一方、従業員の61%は追加の仕事に就いていると回答し、Z世代では80%、ミレニアル世代では77%に達した。調査ではまた、金銭的な苦境が所得層全体でU字型のパターンを示すことも分かった。年収10万ドルから30万ドルの労働者では苦境が和らぐものの、年収30万ドルを超えると再び強まる。年収30万ドル超の労働者の4割近くが、給料を受け取るたびに生活費を賄う状態にあると回答し、42%はクレジットカードの最低支払額しか支払っていないと答えた。年収10万ドルから30万ドルの層では35%、年収10万ドル未満では約40%だった。別の項目では、回答者の44%が計画より早く退職したと回答したほか、貯蓄の勢いが鈍化し、通勤費が転職先を探す際の判断に影響していた。

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