米デリバティブ規制当局のCFTC(商品先物取引委員会)は9月30日、Fundszの勧誘者であるブライアン・アーリー氏とアリーシャ・アン・キングリー氏に対する欠席判決を勝ち取り、デジタル資産と貴金属を巡る詐欺について、両氏に3100万ドル超の支払いが命じられた。フロリダ州中部地区の米連邦地方裁判所は、Fundszの取締役とソーシャルメディアのモデレーターを務めていた両氏が、想定利益や取引実績、損失リスクについて虚偽の説明をし、参加者を法人格のないスキームへ誘導したと認定した。両氏は、投資家の資金を独自のアルゴリズムで運用し、利息付きで180日以内に引き出せると主張していた。裁判所は賠償金として1573万2455ドル、これとは別に同額の民事制裁金1573万2455ドルの支払いを命じた。また、両被告に対し、取引およびCFTCへの登録を永久に禁じた。今回の判決に先立ち、創業者レネ・ラルダレ氏の遺産を代表するレイチェル・ラルダレ氏と、フアン・パブロ・バルカルセ氏に関する同意判決が出ていた。創業者は投資家資金を流用したと認定され、遺産には、その資金で購入した住宅と270万ドル超の追加資産を裁判所選任の管財人へ移管するよう命じられた。CFTCが2023年に提起したこの訴訟は、投資詐欺に対する当局の広範な取り締まりが続く中で、Fundszを巡る問題を終結させるものとなった。取り締まりには、9億5000万ドル規模のCash FXポンジスキームを巡る同委員会の措置や、偽のAI取引ボットを巡るCryptoaimlとTSAIに対するSEC(証券取引委員会)の訴訟も含まれる。CFTCは、アルゴリズム取引による利益や過大なリターンを約束するスキームに注意するよう投資家に警告した。