OpenZeppelin・T-REX、規制対応トークン化へONCHAINID再構築 台帳公開迫る

  • OpenZeppelinとT-REXネットワークは、モジュール型スマートアカウントを中心にONCHAINIDを再構築した。
  • ONCHAINID v3は、署名検証、クレーム、リカバリー、実行をインストール可能なモジュールに移す。
  • T-REX Ledgerのメインネット稼働は2026年第4四半期までに見込まれ、Apexは2027年6月を目標としている。

OpenZeppelinとT-REXネットワークは、ERC-3643の許可型トークンを支えるアイデンティティー基盤ONCHAINIDを、モジュール型スマートアカウントを中心に再構築した。再設計後も、暗号鍵と検証済みクレームを記録し、トークンコントラクトがウォレットによる資産保有の適格性を判断できるようにするONCHAINIDの役割は維持される。一方、署名検証、クレーム、リカバリー、トランザクション実行は、インストール可能なモジュールに移された。従来の設計では、アイデンティティーがトークンを保有し、実行・承認フローを通じてコントラクトとやり取りできた。ONCHAINID v3では、このフローをモジュールとして分離し、モノリシックなアイデンティティーコントラクトをモジュール型アカウントに置き換える。今回の取り組みは、セキュリティー、モジュール性、オンチェーンのアイデンティティー管理を対象とする、2026年7月7日に発表された広範な提携の一環である。OpenZeppelinはアーキテクチャーについて助言し、コードレビューを実施するとともに、ONCHAINID v3を監査している。ONCHAINID v3は、ERC-4337のアカウント抽象化と追加署名者への対応を組み込んだ、モジュール型のERC-7579スマートアカウントとも説明されている。関連する監査報告書は2026年9月29日に公開された。ポリゴンCDKを用いて構築中のT-REX Ledgerは、ネットワークをまたいで許可型の移転ロジックと管轄区域ごとの適格性を適用する設計で、2026年第4四半期までにメインネットで稼働する見通しである。ERC-3643の下では、20を超える管轄区域で320億ドル超の資産がトークン化され、140を超える機関が同規格を支援している。約3.5兆ドルの資産を運用するApex Groupは、2027年6月までに最大1000億ドルをトークン化することを目指している。

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