ボーイング最大のホワイトカラー労組が改善された4年契約を承認し、737型機の生産や航空機の認証、納入を混乱させかねなかったストライキのリスクが低下した。全米航空宇宙プロフェッショナル・エンジニアリング従業員協会(SPEEA)は、ボーイングの2つの交渉単位に所属する約1万7000人の従業員を代表する。約1万3000人のエンジニアと科学者を代表する専門職部門は、約68%の賛成で契約を承認した。一方、約4000人の設計者、アナリスト、技術者を代表する技術職部門も、53%超の賛成で承認した。契約では、批准時に10%の賃上げを保証し、その後は毎年4%の昇給を実施するほか、業績に応じてさらに2%引き上げる可能性がある。両部門は当初、保証された賃上げを上限3%のインフレ率に連動させ、業績に応じて最大2.5%を上乗せするボーイングの最初の提案を拒否していた。批准は既存の契約が10月6日に期限を迎える前に行われ、10月7日から始まる可能性があったストへの懸念を和らげた。ストが起きれば、737 MAX 10と777Xの認証作業が遅れ、737型機の生産が混乱し、ボーイングが生産を増やして納入を加速する計画が損なわれる可能性があった。SPEEAが最後にボーイングに対してストを行ったのは2000年で、40日間続いた。