MBB、過去最大の26.7億ドル流出 住宅ローンETF売り拡大

  • ブラックロックのMBBは9月、約26.7億ドルの資金流出となった。
  • MBBの流出額は、同ファンドが2007年3月に取引を開始して以来で最大となった。
  • ブラックロックのモデル運用チームがパッシブ運用のMBBへの配分を減らす中、MBBAには5億6187万ドルが流入した。

米国の住宅ローン担保証券(MBS)ETFは9月、合計24億ドルの純流出となった。ブラックロックのiシェアーズMBS ETF(NASDAQ:MBB)からは約26.7億ドルが流出し、2007年の設定以来で最大の月間資金流出を記録した。MBBの流出額は、世界金融危機や新型コロナウイルスによる市場ショックの際に見られた過去の大規模な売りを上回った。米政府系住宅ローン担保証券を保有し、純資産が約355億ドルに上るMBBは、9月にトータルリターンベースで約3%下落した。売りが膨らんだのは、9月下旬に10年物米国債利回りが5.2%を上回り、10月1日には米国の30年固定住宅ローン金利が平均7.28%に達したためである。米国債の投資妙味が高まる一方、住宅ローン債券では期限前返済リスクとエクステンションリスクが増大した。ただ、資金フローは住宅ローン関連への投資配分にも変化が生じていることを示している。ブラックロックのモデル・アロケーションチームは9月、パッシブ運用のMBBを10億ドル超売却する一方、アクティブ運用のiシェアーズ・モーゲージ・バックド・セキュリティーズ・アクティブETF(BATS:MBBA)には5億6187万ドルが流入した。この動きは、一部の投資家が住宅ローン信用から完全に撤退するのではなく、パッシブ運用からアクティブ運用へ移行していることを示唆する。

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