イタリア政府は、追加的な国防費を削減し、財政赤字を欧州連合(EU)が定めるGDP比3%の上限未満に縮小する年末の予算修正を準備している。今年の成長率が1%弱、2027年が約0.6%となる見通しが計画を支える一方、市場がインフレと財政リスクを見極めるなか、イタリア10年物国債BTPの利回りは3年ぶりの高水準から低下し、4.7%を下回った。2025年の財政赤字はGDP比3.1%と確認され、EUの過剰赤字是正手続きの基準を上回った。国防費の配分がGDP比0.9%から0.6%に削減されるとの報道は、イタリア国債への圧力を和らげる可能性がある。今回の修正は、ジョルジャ・メローニ首相の2027年予算の土台となる。来年予定される総選挙を前に、メローニ氏にとって最後の予算となる。