米銀、AIエージェント・ガバナンス人材の採用拡大

  • 米ウォール街の銀行はAIエージェント、オーケストレーション、ガバナンス関連職の採用を拡大した。
  • JPモルガン・チェース、シティグループ、キャピタル・ワンのAI関連求人は13万9819件となり、2025年比49%増加した。
  • ガバナンス関連スキルへの言及は1万6000件を超え、モデルの開発・導入・保守関連の約8400件を上回った。

米ウォール街の銀行は、単独のチャットボットから業務ワークフロー向けのマルチエージェントシステムへと軸足を移すなか、AIエージェントやオーケストレーション、ガバナンス関連職の採用を拡大している。DraupがCNBCに共有したデータによると、JPモルガン・チェース、シティグループ、キャピタル・ワンのAI関連求人は2025年比49%増の今年13万9819件となった。エージェント・オーケストレーションに言及した求人は1721%増加し、LangGraphやLlamaIndex、検索拡張生成(RAG)への言及も大幅に増えた。銀行は、技術的な専門知識と事業領域の知識を兼ね備え、トレーディングやコンプライアンス、バックオフィス業務でAIを活用する現場密着型のエンジニアを採用している。ガバナンス関連スキルへの言及は1万6000件を超え、モデルの構築・導入・保守に焦点を当てた約8400件の求人のおよそ2倍となった。各社は規制、セキュリティー、第三者テクノロジーに伴うリスクへの対応を目指している。生成AIマネジャーの基本給中央値は約19万ドルだが、銀行は引き続き採用難に直面しており、社内の開発者や各分野の専門家のリスキリングも進めている。JPモルガン・チェースのジェイミー・ダイモンCEOは、AIが担う業務が増えるなか、「大規模な再配置計画」を進めると説明している。

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