InflaRx N.V.は、10月21~25日にデンバーで開催される米国腎臓学会(ASN)のKidney Week 2026で、izicopanに関する最新演題ポスターを発表することが決まったと発表した。10月22日の発表では、経口低分子C5a受容体1拮抗薬であるizicopanについて、腎疾患モデルでの研究結果を取り上げる。InflaRxは、ANCA関連血管炎などの腎疾患適応で同薬の開発を進めている。同社によると、in vitro試験では、グルココルチコイドなどの薬物代謝に関与する酵素CYP3A4について、時間依存的な阻害は確認されなかった。また、izicopanはヒト肝ミクロソームで良好な反応性代謝物プロファイルを示した。初のヒト対象試験では、単回投与の3~240mg、14日間にわたる1日1回30mg~1日2回90mgの反復投与のいずれでも、懸念される安全性シグナルは報告されなかった。薬物動態および薬力学の結果では、投与期間中、C5aによって誘発される好中球活性化を少なくとも90%阻害した。第2a相試験の速報値でも、懸念される安全性シグナルは報告されなかった。一方、化膿性汗腺炎と慢性特発性じんましんを対象とした試験では、疾患症状の軽減と疾患コントロールの改善が示された。InflaRxは、静注用の抗C5aモノクローナル抗体vilobelimabの開発も進めている。今回の発表資料には将来予測に関する記述が含まれており、リスクや不確実性によって実際の結果は異なる可能性があると注意喚起している。