テスラの7~9月の世界納車台数は48万6532台で、前年同期比2%減少したものの、Visible Alphaのデータによるアナリスト予想平均45万6896台を上回った。欧州の回復が結果を支えた。欧州連合(EU)域内の登録台数は8月までに約3分の2増加し、フランスでは「モデルY」が車種を問わず最多販売車となった。テスラの上海工場からの輸出台数は7月と8月にほぼ倍増し、米国と中国での需要低迷を補った。米国の税制優遇措置の消失や、中国での競争激化も需要を押し下げた。最高財務責任者(CFO)のバイバブ・タネジャ氏は7月、テスラが2023年以来最大の受注残を抱えて第2四半期を終えたと述べた。7~9月の生産台数は46万4391台で、予想の48万6761台を下回った。アナリストは、現在8カ国で承認されている「完全自動運転(Full Self-Driving)」ソフトウエアの欧州での段階的な展開が、さらなる支援材料になると見込んでいる。投資家の関心は、テスラの人工知能(AI)、自動運転、ロボタクシー、人型ロボット、エネルギー事業に移りつつある。テスラのロボタクシーサービスはテキサス州とフロリダ州で、車内に安全監視要員を置かずに運行している。テスラは先月、専用設計の「サイバーキャブ」をオースティンのサービスに追加した。