ドナルド・トランプ大統領は、国家情報長官のジェイ・クレイトン氏を、国家情報長官の職にとどめたまま、人工知能(AI)を統括するホワイトハウス当局者に起用する見通しだと、CNNなど複数のメディアが報じた。起用は正式発表されておらず、ホワイトハウス当局者は、発表はトランプ大統領から直接行われると述べた。 トランプ大統領は、宇宙軍をモデルとする「AIフォース」を提案しており、イノベーションを阻害しかねない規制を設けずに、急成長する同分野を監督するとしている。トランプ大統領は火曜日、AIモデルと開発の自主規制を約束するため、AI・テクノロジー企業の幹部をホワイトハウスに集めた。 クレイトン氏はトランプ政権1期目に米証券取引委員会(SEC)を率い、その後、ニューヨーク南部地区の連邦検事代行を務めた。7月には上院の承認を受け、情報機関を統括する国家情報長官に就任した。承認公聴会では、AIについて、機会と脅威の双方をもたらすゲームチェンジャーだと語った。 今回の就任見通しの役職は、デービッド・サックス氏が以前担っていた仮想通貨・AI担当を兼ねる職とは異なるようだ。特別政府職員としてのサックス氏の130日間の任期は3月に終了した。AIの安全性を巡る議論が続く中での動きであり、アンスロピックのダリオ・アモデイ最高経営責任者(CEO)は開発ペースをより慎重にするよう呼びかけている一方、著名なテクノロジー企業幹部の対応は分かれている。