オハイオ州は、予測市場プラットフォームKalshiでのスポーツ関連取引を違法賭博とみなし、州法を執行する方針である。第6巡回区連邦控訴裁判所が州当局による規制措置の差し止めを認めなかったためだ。裁判所は、Kalshiが申し立てた仮差し止め命令(訴訟の最終判断前に出される一時的な裁判所命令)を退けた下級審の判断を支持し、連邦法は州の賭博法に優先して適用を排除するものではないとした。また、Kalshiのスポーツイベント契約が米国のデリバティブ規制当局である商品先物取引委員会(CFTC)の専属管轄下にあることを、同社は十分に示していないと判断した。オハイオ州カジノ管理委員会は、Kalshiのスポーツ契約を無許可のスポーツ賭博とみなし、サービスを停止するか、規制・納税義務を果たしたうえで免許を取得するよう同社に通知した。同委員会は4月、500万ドルの罰金を科す方針をKalshiに通知している。Kalshiは、同社の契約は州法上の賭けではなく連邦規制下の金融商品だとして、オハイオ州の措置を法廷で争っている。一方、州ごとに要件が異なれば市場運営が難しくなるとして、全国一律の規則が必要だと主張している。