AP通信の報道によると、ナビスターはスプリングフィールドのトラック工場で約1400人を解雇した。この削減規模は、デイトン広域経済圏全体で約1年分の雇用増加を帳消しにするほどである。今回の削減は、全国の労働市場指標と地域経済の実情との隔たりを浮き彫りにしている。米国の失業率は4.2%で横ばいとなる一方、製造業の雇用は9月に9000人増加した。ただ、雇用者数全体の増加は2万9000人にとどまり、7月と8月の雇用統計は合計6万人下方修正された。米労働統計局(米国の労働データ機関)の統計によると、製造業の雇用は9月に9000人増加し、2025年12月の底から7万2000人増えた。機械製造とプラスチック・ゴム製品では、それぞれ約5000人の雇用増となった。したがって、ナビスターの人員削減は製造業全体の崩壊というより、産業の実績が一様でないことを示している。この構図は、小型株企業の最近の低迷にも似ている。大規模でAI関連の比重が大きい企業が底堅さを維持する一方、金利に敏感な小規模企業は苦戦している。