米連邦最高裁は新会期の初審理として、コロラド州ボルダーが気候変動に関連する地域の被害を巡り、エクソン・モービルとサンコア・エナジーに対する州法上の請求を続けられるかどうかを審理する。ボルダーは、両社による化石燃料の生産と誤解を招くマーケティングが、温室効果ガスの蓄積や極端な暑さ、山火事の頻発化、生態系の損傷に寄与したと主張している。トランプ大統領率いる政権と26州の支持を受けたエクソンとサンコアは、州境をまたぐ排出や世界全体の排出について、合衆国憲法と大気浄化法が統一された連邦政府の対応を求めていると主張する。これに対しボルダーは、排出規制を求めているのではなく、不法行為に当たるとされる行為から生じた地域のコストの賠償を求めていると反論している。サミュエル・アリト判事は審理から離脱しており、8人の判事で審理することになるため、4対4の評決となってコロラド州最高裁の判断が維持される可能性がある。最高裁は、州裁判所の判断を審査する管轄権があるかどうかも検討する。判決は2027年夏までに示される見通しである。