Revolutは非上場評価額が1150億ドルに達し、欧州で最も価値の高いスタートアップとなった。英バークレイズと仏ソシエテ・ジェネラルの時価総額も上回る。創業からわずか10年余りの同社は、割安な外国為替手数料を提供するフィンテック企業として始まった。ロンドンに本社を置く同社の2025年税引き前利益は17億ポンドで、バークレイズの90億ポンドと比べて少ない。世界展開戦略の一環として、新たなライセンスの取得や、メキシコ、オーストラリアなどへの進出を進めている。ただ、暫定的な免許を保有する米国では競争が激しい。顧客数は8000万人に達したものの、顧客当たりの収益と融資事業の規模は従来型銀行を大きく下回っている。同社は、主に融資に依存するのではなく、手数料を含む商品やサービスを柱とする多角的なビジネスモデルだと説明している。2025年末時点の融資残高は22億ポンドで、貸出金預金比率は6%だった。HSBCの55%、ソシエテ・ジェネラルの86%に比べて低い。Revolutは規制面や業務運営上の後退にも直面しており、より多くの顧客が同社を主要な銀行口座として利用するかどうかを投資家が注視している。