英国政府は、ブリュッセルが提案する「欧州製」制度への参加を目指し、最大45%のEU関税に合わせた中国製電気自動車(EV)への関税を検討している。英紙タイムズによると、ジョナサン・レイノルズ英ビジネス・貿易相が関税案の策定を進めているが、政府は決定していないと説明した。EUは、英国が中国政府の補助を受けた車両が域内に流入する経路になる可能性を懸念している。一方、英国の自動車メーカーは、優遇制度の対象外となれば、最大の輸出市場へのアクセスが脅かされると警告している。英自動車工業会(SMMT)によると、中国製バッテリーEVの販売台数は、低価格のBYDモデルへの需要に支えられ、36%増の過去最高となる9万9000台に達した。同団体によると、英国とEUの自動車貿易は年間800億ユーロ(680億ポンド)に上り、英国の自動車輸出に占めるEUの割合は半分を超える。一方、中国向けは4%である。