米10年債利回り、24年ぶり高水準 S&P500は最高値接近

  • 米10年債と30年債の利回りはそれぞれ5.34%、5.70%に上昇し、S&P500種株価指数は50ポイント上昇した。
  • ISMのサービス業価格支払い指数は74.0に達し、2022年7月以来の高水準となり、根強いインフレ圧力を浮き彫りにした。
  • S&P500種株価指数が最高値まで0.5%以内に迫るなか、市場は10月の米連邦準備制度による利上げの確率を25%、12月の25ベーシスポイント利上げを1回織り込んだ。

米10年債利回りは5.34%、30年債利回りは5.70%に上昇し、いずれも2002年以来の高水準となった。一方、S&P500種株価指数はさらに50ポイント上昇し、最高値まで0.5%以内に迫った。底堅い経済成長、人工知能(AI)関連投資、根強いインフレ圧力が国債売りにつながった。10年債利回りは第3四半期に0.85ポイント上昇しており、1994年第1四半期以来で最大の四半期上昇率となった。米供給管理協会(ISM)のサービス業価格支払い指数は74.0に達し、2022年7月以来の高水準を記録した。市場では、10月に米連邦準備制度が利上げする確率を約25%、12月までに25ベーシスポイントの利上げを1回実施する確率を完全に織り込んだ。利回りと株価が同時に上昇したことで市場の底堅さを巡る疑問が浮上しているほか、借り入れコストの上昇、米国債の発行増加、従来の海外投資家からの需要減少を背景に、財政懸念も再燃している。

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