マイクロソフトとメタ・プラットフォームズは、両社が自社開発の人工知能(AI)ツールの利用を促すなか、従業員によるアンスロピックのClaudeの社内利用を縮小している。アンスロピックが新規株式公開に向けて動くなか、AIスタートアップの顧客集中を巡る疑問が浮上している。マイクロソフトが以前示していた、社内でのアンスロピックへの支出見込み額10億ドル以上は3分の1超引き下げられた。ただ、マイクロソフトの企業向けプラットフォームを通じた顧客によるアンスロピックのモデル購入は拡大を続けている。メタでは、Claudeの利用者数の推計が2026年初めの約6万人から約3万人に減少した。これは主にトークン消費量と支出額に基づく推計で、確認済みの従業員数ではない。メタは2026年6月下旬以降、Claude CodeとOpenAIのCodexへのアクセスを、特に応用AIエンジニアについて制限した。両ツールの出力がモデル蒸留を通じてメタの学習データに影響を与える可能性を懸念したためである。メタは自社開発の代替ツールとして「MetaCode」と「Muse Code」を開発する一方、アンスロピックのモデルに月数億ドルを投じ続けている。