トークン化された米国株は、継続的な取引機会や少額分割取引への需要を集めている。一方、国際通貨基金(IMF)の分析では、この市場は従来の株式市場に比べ、変動性が約1.5倍高く、流動性も大幅に低いことが分かった。取引の半数超は米国市場の通常取引時間外に行われ、約80%の取引は1株未満だった。IMFはテスラ、エヌビディア、アルファベットを含む、取引が最も活発な米国のトークン化株5銘柄を調査した。その結果、夜間の値動きの85%超が、米国市場の取引開始から5分以内に従来株の価格に反映されていたことが判明した。トークン化株市場の規模は7月31日時点で約23億ドルとなり、650億ドル規模のトークン化実物資産市場の一部を占めていた。昨年記録された世界の株式時価総額は約160兆ドルだった。IMFは、市場規模が小さい間はシステミックリスクが限定的だと指摘した。一方、普及が進む場合に備え、所有権に関する規則の明確化、流動性の安全策、プラットフォーム間の相互運用性、信頼性の高い決済体制を求めた。