インテル、AI推論向けDシリーズGPUの顧客テスト開始

  • インテル、企業向けAI推論・エージェント型ワークロード用DシリーズGPUの顧客向けサンプル出荷を開始
  • D270は350ワットで約1.3ペタフロップスのFP8性能を発揮し、最大480GBのLPDDR5Xメモリーに対応
  • インテルはオープンなインフラ標準を採用したXeon 6+ラック設計も披露し、プロセッサコア数が4万6000を超える構成も示した

インテルは、企業向けAIインフラ市場でのシェア拡大を目指す中、データセンター向けDシリーズGPUの顧客向けサンプル出荷を開始した。かつて「Crescent Island」のコードネームで知られていたD270は、インテルのXe3Pアーキテクチャを採用し、最大規模のAI学習システムではなく、メモリーを多く必要とする推論や長文脈処理、エージェント型ワークロードを対象とする。350ワットの電力上限で、ピーク時に約1.3ペタフロップスのFP8性能を発揮し、32基のXe3Pコア、256基のXMXエンジン、統合型32MB L2キャッシュを搭載する。インテルのリファレンス構成は160GBのLPDDR5Xメモリーを採用する一方、パートナー各社の設計では最大480GBに対応し、帯域幅は毎秒1.5TBと推定される。インテルによると、1基のGPUで最大3000億パラメータのモデルに対応でき、8基のGPUでは1兆パラメータを超えるモデルを処理できるという。同社はまた、オープン標準に基づくXeon 6+ラック設計も披露した。一部の構成ではプロセッサコア数が4万6000を超え、ラック全体の消費電力は133.45キロワットに達する。データやワークフロー、アクセラレーター間の通信を調整するため、XeonプロセッサをGPUと併用する構成である。インテルはASUS、デル、HPE、スーパー・マイクロなどのOEMやソフトウェアプロバイダーと協力しており、10月13日のOpen Compute Project Summitでは追加の技術説明を行う予定だ。

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