米株式相場は木曜日、上昇して取引を終えた。ダウ工業株30種平均は500ドル超、約1.1%上昇し、S&P500種株価指数はおよそ0.3%、ナスダック総合指数は約0.1%それぞれ上昇した。S&P500種とナスダック総合指数は3営業日続落に終止符を打った。投資家が主要ハイテク銘柄から他の市場分野へ資金を移したためである。金曜日の取引開始を前にした早朝の取引では、S&P500種先物は小幅なプラス圏、ナスダック100先物は0.1%安、ダウ先物は31ドル、約0.1%高だった。木曜日に反発したものの、週間ではS&P500種がほぼ1%安、ナスダックが2%超安となる一方、ダウは約1%上昇する見込みである。AI関連株、とりわけメモリーチップ企業は、中国との競争やAIインフラ向け借り入れを巡る懸念から売り圧力を受けた。マイクロン・テクノロジーは週間で9%超下落する見込みで、コアウィーブは15%下落する見通しである。インフレも引き続き焦点となった。卸売インフレ率は2022年以来最大の上昇を記録し、消費者物価インフレ率は米連邦準備制度の目標である2%を大幅に上回ったほか、米イラン戦争を受けてエネルギー価格も高止まりした。投資家は、金曜日の取引開始前に発表されるトラベラーズとシチズンズ・ファイナンシャルの決算に注目していた。