Google Quantum AIは量子プロセッサー「Willow」で「マジック状態培養」と呼ばれる技術を実証し、未処理の量子状態と比べてエラーを40分の1に低減するとともに、過去最高となる99.99%の論理忠実度を持つT状態を生成した。Science誌に掲載された研究で明らかにした。この進展は、大規模でフォールトトレラントな量子コンピューターの構築における主要なボトルネックの解消につながる。大規模でフォールトトレラントな量子コンピューターは、将来的にビットコインの楕円曲線暗号を脅かす可能性がある。Googleの研究者らは3月の分析で、理論上の攻撃によりビットコインのデジタル署名を破るには、50万個未満の物理量子ビットで足りる可能性があると推計した。公開鍵から秘密鍵を導き出すまでの時間は、およそ9分とされた。古いウォレット形式や再利用されたアドレスを含め、公開鍵が明らかになっていることで約690万BTCが危険にさらされる可能性がある。ただし、現在、このような攻撃を実行できる量子コンピューターは存在しない。研究者や暗号資産企業は量子耐性を備えた防御策を検討しているが、ビットコインの移行には、ウォレット、カストディアン、休眠資産、分散型ネットワーク全体にわたる幅広い連携が必要となる。