教育環境や生活費の上昇、公共サービスの低下を訴え、10月17日にフランス全土で推定55万人がデモに参加した。一方、労組CGTは参加者を80万人と推計した。平和的な行進が行われた一方、パリ、マルセイユ、リヨン、リモージュなどでは暴力行為も発生し、フードをかぶった集団が警察を襲撃し、店舗を略奪したほか、公共施設や企業を損壊・放火した。ローラン・ニュニェ内相によると、少なくとも400人が逮捕され、法執行機関の職員60人が負傷した。このうち2人は意識不明の状態で病院に搬送された。運動は、教員不足や高校の教育環境悪化を訴える学生の声から始まり、その後、労組、黄色いベスト運動の支持者、農家、気候活動家へと広がった。エドゥアール・ジェフレ教育相は代替教員3000人の追加配置を約束したが、次期大統領選を前にした政治的不透明感が強まるなか、混乱は続いた。