JPモルガン・アセット・マネジメントは、ビットコインが今後10~15年で年率10%のリターンを生むと予想している。米国大型株は7.5%、米国債は5.6%、金は5.5%とする予想を上回る水準である。2027年長期資本市場予想は、同行が31年前に始めた運用計画レポートとして、初めてビットコインを盛り込んだ版となる。 同社はビットコインのボラティリティを55%と推計している。米国大型株は18%、金は17.2%である。ビットコインの算術平均リターンの推計は20.9%だが、大幅な下落による複利効果への悪影響を考慮すると10%に低下する。こうした理由から、JPモルガンは株式や債券との関係が不安定だとして、ビットコインをポートフォリオの配分対象にも主要モデルにも含めていない。 また、同レポートは、ドル安が必ずしもデジタル資産への多額の投資を促すとの見方にも異議を唱えている。執筆時点のビットコイン価格は8万2423ドルで、2025年10月には12万5000ドルを超える過去最高値を付けていた。永久優先株で資金を調達した企業の買い手は10月5日時点で13万5979ビットコインを蓄積していた。一方、現物ビットコインETFは2024年1月の開始から1年で88万8185ビットコインを集めた。