SAPの四半期売上高が初めて100億ユーロを超えた。クラウド売上高は26%増の66億7000万ユーロ、為替一定ベースの現行クラウド受注残は26%増の241億4000万ユーロとなった。非IFRSベースの営業利益は18%増の30億3000万ユーロ、利益率は28.3%から29.5%に拡大し、フリーキャッシュフローは36%増の17億2000万ユーロとなった。受注残の伸びはUBSの予想である24~25%を上回り、世界の企業向けテクノロジー支出の指標として注目されている。クリスチャン・クライン最高経営責任者(CEO)は、顧客をクラウドへ移行させる主因はAIだと述べた。企業は70を超えるAIモデルに接続するSAPの「Joule」アシスタント・プラットフォームのサブスクリプション契約を結んでいる。SAPは2026年のサブスクリプション売上高とクラウド・ソフトウエア売上高の見通しを、それぞれのレンジ上限に近い水準へ引き上げた。一方、為替一定ベースの営業利益見通しは118億~122億ユーロに据え置いた。新たなクラウド顧客にはアストラゼネカとインフィニオンが含まれる。