輸出を除くオーストラリアの最終需要生産者物価指数は、2026年7-9月期に前期比1.1%上昇した。市場予想の1.0%を上回ったものの、4-6月期の1.3%上昇からは伸びが鈍化した。年間の生産者物価上昇率は3.6%で横ばいとなり、2025年1-3月期以来の高水準を維持した。建設・サービスコストが上昇をけん引し、賃金上昇や熟練労働者不足、輸入資材の高い運賃が圧力を強めた。不動産事業者は旺盛な需要と住宅賃料の上昇を背景に1.0%上昇し、住宅建設も1.1%増加した。石油・石炭製品製造価格は、世界の原油価格が前四半期の急騰から落ち着いたことで9.8%下落し、上昇分の一部を相殺した。データは、9月の総合消費者物価上昇率が8月の前年同月比4.0%から4.3%へ加速し、四半期ベースのインフレ率が1.3%、トリム平均インフレ率が1.0%上昇したことを示す統計に続くものだ。オーストラリア準備銀行(RBA)は政策金利を今年4回目となる引き上げで4.60%まで引き上げており、11月2-3日に金融政策を見直す予定だ。最新の生産者物価データは、追加利上げの必要性を政策当局が検討するなか、根強いコスト圧力を示す証拠をさらに増やした。豪ドルはほぼ変わらず、S&P/ASX 200は1.1%高の8983.20で引けた。