アスペン・ニューロサイエンスは新規株式公開(IPO)の価格を1株15ドルに設定し、普通株式937万5000株を売り出すことで、募集費用控除前に約1億4060万ドルを調達する見込みである。患者自身の細胞を使った自家細胞療法を開発する臨床段階の再生医療バイオテクノロジー企業で、2026年10月30日にナスダック・グローバル・セレクト・マーケットでティッカー「ASPE」の取引を開始する予定である。募集は通常の条件を満たすことを前提に、11月2日に完了する見込み。アスペンの登録届出書は2026年10月29日に米証券取引委員会(SEC)で発効し、引受会社には30日間、追加で最大140万6250株を購入できるオプションが付与された。同社の主力候補薬「サシネプロセル」は、自家人工多能性幹細胞から作製したドパミン産生ニューロンを用いる、パーキンソン病患者向けの1回投与型療法である。同社は中等度から進行した患者を対象とする非盲検第1/2a相試験で同療法を研究しており、2028年に見込む長期データの発表に先立ち、来年末までに第3相試験を開始する計画である。アスペンは初期データについて、機能面の改善の可能性と良好な安全性プロファイルを示したと説明する一方、臨床開発計画や募集の詳細にはリスクと不確実性を伴う将来見通しに関する記述が含まれると注意喚起した。同社は小児白質ジストロフィー向けの第2の細胞療法についても、前臨床試験の準備を進めている。