起亜の第3四半期売上高は前年同期比10.1%増の31兆5974億ウォンと過去最高を更新した。営業利益は24.3%増の1兆8183億ウォンとなったが、市場予想の2兆3313億ウォンを約22%下回った。純利益は9.6%減の1兆2855億ウォンだった。営業利益率は第2四半期の8%から5.8%に低下した。EV価格の下落と販売奨励金の増加が収益性を押し下げた一方、世界市場シェアは過去最高となった。起亜によると、値引きや販売奨励金により前年同期比7270億ウォンの減益要因が生じた。さらに、利益率の低いEV販売の比率上昇と中東販売の低迷により、利益は4650億ウォン減少した。原材料価格の上昇によるコスト増は3680億ウォンに上った。韓国製車両に対する米国の関税率が25%から15%に引き下げられたことで、起亜の関税コストは5330億ウォン減の7010億ウォンとなり、年間営業増益の大部分を占めた。この恩恵を除くと、営業利益は1770億ウォン減少した。世界卸売販売台数は7.9%増の84万7355台となった。米国でのハイブリッド車需要と欧州でのEV販売の伸びが寄与した。起亜の世界市場シェアは過去最高の4%に達した。韓国と米国での市場シェアもそれぞれ過去最高の36.8%、5.8%となり、西欧でのEV販売比率は163%上昇して現地販売の43.2%を占めた。起亜は来年もEV拡大と販売奨励策を維持し、年間販売目標を335万台に据え置く方針だ。2030年までに営業利益率10%の達成を目指す。今後3年間、バッテリー、モーター、ヒートポンプのコストを毎年約10%削減する一方、短期的な収益性を支えるためハイブリッド車を活用する。欧州向けEVをすべてスロバキアで生産し、内燃機関車を韓国から輸出する案も検討する。株主還元方針も維持し、1株当たり年間最低6000ウォンの配当と、10%相当の自社株買いを盛り込んだ。配当を自社株買いと株式消却に優先する。